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二.鷹 三.茄子 ふと、城が目を覚ますとそこは誰かの膝の上だった。 きょとんと目を瞬いてから納得する。 「あ、城ちゃん、起きちゃった?」 膝から重みが消えた事によって気づいたらしく、アレクがそう言いながら顔を覗き込む。 「…今何時ですか?」 いつも通り遊びに来ていて、いつの間にか寝てしまったらしい。 城がそう訊くと、アレクが笑いながら、 「23時43分。クロさんとかは年越しそば食べに行っちゃったんだけど、城ちゃんも行く〜?」 そう答えて、食堂へ行くか訊いてくる。 城は首を軽く傾げて、 「アレクさんは?」 と言う。 「んー、城ちゃんが行くなら俺も行くけど?」 城の髪の毛を梳くように撫でながらそう答えるアレクに城はアレクの膝の上に頭を戻して目を瞑る。 「15分で食べるのも嫌ですし、いいです」 「そう?」 頭を撫でるその動作に城はまたうとうととし始める。 「城ちゃん……寝ちゃうの?」 くすりと上で笑う気配がする。 「…寝ません……」 反射的に城はそう答える。 だが、心地良さにこのまま寝てしまいそうだ…とも思う。 「でも、寝ちゃいそうだね?」 笑いながらそう言われる。 「寝ません……」 微かに眉を寄せながら城はそう答える。 すると、ぐいっと引っ張られて起こされる。 唇に触れる感触に城はそのまま目を瞑ったままにする。 「ん……」 唇をなぞるように舌先で舐められて、うっすらと開くと再び唇が重ねられる。 口の中へと潜り込んだ舌があちらこちら蠢く。 唇が放される頃には息があがっていた。 「寝ちゃう?」 にやりと笑ってそう言うアレクに城は微かに上気した頬に濡れた目で睨む。 座るアレクの首に腕を回して膝の上に跨り、 「寝れません……責任、取ってください…」 そう言った……。 「そういえば、初夢で見ると良いって言うのあるよねー、今から寝たら見れるかなぁ?」 アレクがそう言うのに、城は軽く眉を顰めて、 「一.富士、ニ.鷹、三.茄子…ですね」 そう答える。 「う〜ん、そっかぁ……変な夢になりそうだね」 あっさりとそう言うアレクに城は微かに笑う。 そして、眉を軽く顰める。 「アレクさん……」 「なぁに、城ちゃん?」 城の言いたい事はわかっているだろうにアレクがわからないとでも言うように返事をする。 城は軽く拗ねた表情をする。 「…今寝たら、城ちゃんの夢は見れそうだよねぇ?」 くすくすと笑いながらアレクがそう言った…。 |
| 謹賀新年SSです。
アンケートの結果通りに【アレ城:甘々】に挑戦してみました。 自分でアンケートに入れておいて…「甘々? アレ城で甘々!?!?!?」とか叫んでましたが(笑) ええ、数人目撃してらっしゃるかと思います。 こんな感じですが、いかがでしょうか? 2007年スタートがこんなSSです(苦笑) (2007.01.02 七瀬藤)
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